【移住物語 P004】ご近所さんと丹波地域との関係を温める期間

丹波移住物語

移住物語の前頁(P003)の続きから

古民家の契約が決まり、二拠点生活をする準備に入ります。古民家オーナーのアドバイスもあり、契約は丹波地域に慣れるまで賃貸契約としました。二拠点生活が軌道に乗るころに不動産を購入する計画です。そういったこともあるので、焦らずじっくりと準備を進めていこうと決めました。

どのみち大阪勤務の会社員の仕事が定年まで、まだ2年半あるので時間はまだあります。じっくりと古民家のリノベーションプランと業者の選定、そして地域の人と関係を温める時間を持ちたいので、焦らず毎月1回か2回通う形で準備を開始しました。ありがたいことに、古民家オーナーが古民家のご近所さんとの関係をつくってもらって頂いたので、僕を紹介していただいたときは歓迎ムードでした。夫婦とお子さんが4人いるご家族、僕と同世代の独身男性。

特に70代後半の老夫婦がとても親切に関わってくれました。お父さんの方は、電気工事の資格があるのでいろいろ古民家改修プランのアドバイスをしてくれます。また、「この地域の事でわからないことは何でも聞いてね。」と声をかけてくれます。丹波に通いはじめたころは2023年の秋ということもあり、老夫婦の庭にできている柿や柚子をもってきて「持って帰り~」と頂くこともありました。

僕にとっては、父と母がすでに他界しているので、新しい父と母ができたみたいで、嬉しい存在になっていきました。残念なことですが、のちにお母さんが脳梗塞で倒れられて、尼崎の病院に入ったことで、丹波のお父さんもお母さんも娘さんがいる尼崎に引っ越すことになります。それでも、不安があった僕を安心させてくれた、丹波のお父さんとお母さんには感謝しています。丹波の家を手放すまでは、お父さんが時々自分の家を見に来るのでまた会うのが楽しみです!

そして、丹波の古民家へ通うようになってから、さらに素敵なご縁は増えていきます。産学官民連携の団体である関西ネットワークシステム(KNS)のイベントに参加した際に、丹波市商工会で起業支援されている方とご縁があり、またそのご縁を通じて丹波市で移住を支援している行政の方とつなげて頂いて、素敵なご縁がどんどん増えていきます。とても嬉しくて、安心感が生まれてきたのでありがたいことです!

僕は、スモールビジネスとして起業を学んでいる一般社団法人即戦力代表のメンターがいつも言っている、「焦らないで、ゆっくり人と関わって相互理解を築いてください」という言葉に、実感と確信を持っているので、これからも丹波の人たちとゆっくり関わりながら信頼を築いていこうと改めて思いました。毎月通いながらいろんなことに慣れながら。と、同時に古民家リノベーションの準備と計画もつくりながら。

移住物語の前頁(P005)へ続く

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